筆者:別府厚生
  1938年東京生まれ。少年時代と1974年以降、奄美大島在住。
  趣味は写真撮影、ヴィデオ撮影、釣り、囲碁等。


写真1   かがんばなの夕景



写真2   夕日を見ようと集まった車の列。




写真3  夕日はうまくトンネルに嵌ってくれるだろうか。




       

かがんばなの夕日

龍郷町の円集落の西側にかがんばな(鏡崎)と呼ばれる岬がある。

平成10年(1998年)道路改良にともない、岬の岩をくり抜いて全長29メートルのごく短いトンネルが開通した。これが、かがんばなトンネルである。やがて春分と秋分の頃、円集落の東側から見ると、太平洋に沈む夕日がトンネルの穴に嵌り、あたかも竜の眼が光るような瞬間があることが発見された。これが評判となり、その瞬間を見ようと大勢のカメラマンや見物客が集まるようになった。

たとえ天気のよい日であっても、水平線上には意外と雲がかかることが多い。そのため"竜の眼"が光る機会は決して多いとは云えない。好天を選んで出掛けても、成功率はおそらく20〜30パーセントくらいではないだろうか。私は7〜8回通って2回ほど竜の眼を目撃することができた。


ここに掲載した写真は同一日のものではなく、複数の日に撮影したものである。





写真4   光る竜の眼。




写真5   おやすみなさい。