写真@  イソヒヨドリのオス。





写真A  イソヒヨドリのメス。





写真B  イモムシをくわえて。




イソヒヨドリ

イソヒヨドリはほぼ日本全土で見られるツグミ科の留鳥。海辺の岩場や海に近い住宅地などで普通に見られる。オスとメスでは色がまるで違う。オスは頭部から背中にかけて青色を帯び、腹部はエンジ色をしている。メスは全身黒褐色を帯び、腹部にはうろこ状のまだら模様がある。

 

春から初夏にかけての繁殖期、オスは岩の上、ビルや家屋の屋根の上、電柱の上などの高いところでとても魅力的な声で囀る。岩棚や崖の隙間、民家の軒先などを利用して営巣する。

 

イソヒヨドリはフナムシや昆虫などを餌にするといわれるが、ある民家の巣の近くで観察したところ、トカゲや毛虫なども雛のために運んでいた。

 


写真C  毛虫をくわえて。




写真D  イソヒヨドリのつがい。

     
筆者:別府厚生
  1938年東京生まれ。少年時代と1974年以降、奄美大島在住。
  趣味は写真撮影、ヴィデオ撮影、釣り、囲碁等。